韓国旅行で地下鉄に慣れてくると、だんだんバスも使いたくなる。実際、ソウルや釜山などの都市部では路線バス網がかなり発達していて、地下鉄では行きづらい場所へ直接行けることが多い。市場や住宅街、坂の上のエリアなど、ローカルな景色へ入りやすいのもバスの良さだと思う。
その時に便利なのがNAVERマップである。韓国ではGoogleマップより、NAVERマップやKakaoMapのほうが公共交通の情報が詳しい場合が多い。特にバスは、番号、到着予定時刻、現在位置まで確認できるので、旅行者でもかなり利用しやすい。
韓国のバスは、日本より「番号」で乗る感覚が強い。車体の前面や側面に「401」「7212」などの番号が大きく表示されていて、利用者はその番号を確認して乗車する。
また、ソウル市内では、バスの色によって役割が分かれている。
- 青: 幹線バス
- 緑: 支線バス
- 赤: 広域バス
- 黄: 循環バス ただし、これはソウル市内の体系であり、地方都市では色分けや運用が異なる場合がある。
韓国のバス停では、乗車意思を示すことも大事だ。特に複数路線が停まる停留所では、乗りたいバスが来た時に手を挙げて合図する利用者も多い。運転手から見て「乗車しない」と判断された場合、そのまま通過するケースもあるためだ。
支払いには、交通系ICカードの T-money が便利である。T-moneyはコンビニなどで購入でき、地下鉄やバスで共通利用できる。一般的な市内バスでは、前方ドアから乗車してカードをタッチし、降車時にもカードをタッチする。降車時のタッチを忘れると、乗り換え割引が適用されない場合がある。
また、日本の路線バスと比較すると、韓国の市内バスは停車時間が短く、全体的に運行テンポが速く感じられることがある。そのため、乗車後は早めに手すりを持ったほうが安心だと思う。これは危険運転という意味ではなく、交通量の多い都市部で効率よく運行している結果として感じる部分も大きい。
一方で、車内では高齢者への配慮が比較的はっきりしている印象がある。優先席の利用意識も強く、年配の乗客が来ると席を譲る場面を見かけることも多い。もちろん個人差や地域差はあるが、韓国社会にある年長者への敬意の文化が、公共交通にも表れているように感じる。
韓国のローカルバスは、最初は少し緊張するかもしれない。ただ、慣れてくると地下鉄より街の生活に近づける乗り物でもある。

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