バタンpは非日常を演出するミュージックバンドだ!

こんな言い方が適切で無いことは十分理解しているがバタンpは、ストレートに言ってしまえば馬鹿なメンバーが集まったミュージックバンドだ。

バタンpのメンバーは4人、それぞれの知能指数は、隆史と健太が41、隼人が43、勇太は45と、20代後半~30代前半の成人としては極めて低い数値と言える。生きていることが不思議な位だ。

バタンpのバンド名も、メンバーの知能指数の低さに由来する。本能のままに生きている4人は朝から深夜まで子供のようにはしゃぎ回り、そのまま燃料切れになると疲れ果ててバタンキューと眠ってしまうのだ。そんな4人の姿を見たプロデューサーが、バタンキューをもじってバンド名をバタンqと名付けた。

バタンp

ところがメンバー結成式の際に、リーダーがバンド名の申請用紙に”バタンq”と記載するところをqとpを間違え”バタンp”と誤記入してしまったのだ。他のメンバー3人も申請用紙の記載に誤りが無いのかを確認したはずなのだがその間違いに気がつくことはなかったので、そのままバタンp(バタンピー)として受理されてしまった。それに気がついたプロデューサーは、メンバーにqとpを間違えて記入した事について咎めた。ところがメンバーの皆は何が問題なのかまったく理解できていないようなので、やむを得ずバンド名をバタンpにしたのだ。

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バタンpのライブは完全にメンバーの馬鹿さを披露する場となっていた。とは言え決して見世物小屋ではない。

ヴォーカル担当の隆史が「オロオロ~オロオロオロオロー、オロオロローーー」と、意味不明の歌を歌うと、伴奏者である残る3人が壁や床をパンパン適当に叩く。正直バタンpの曲は音楽性ゼロで、進化の過程で人間になれなかった霊長類が動物園の檻の中で騒いでいるそれと似ている。

本来ならこんな低レベルな曲を演奏するライブは苦痛以外何ものでもないのだが、バタンpのメンバーは集中力が低く、演奏は5分と続かない。では、何故こんな低レベルな演奏しかできないバタンpが継続的にライブツアーを行うことができるのだろうか。

バタンp

その答えは、集中力が途切れて演奏が終わってからのパフォーマンスにあった。特に8月24日に行われたライブは過去最高の評価を受けている。

その8月24日のライブの内容はこうだ。
その日もいつもどおり数分間低レベルな演奏を行っていたら、隼人が突然座込みメトロノームのように頭を左右に振り始めた。それを見た健太と勇太が隼人の真似をし始めた。隆史は3人が頭をグーラグーラと左右に振っている姿を見てバカみたいに大笑いし、これが2時間休むこと無く続いたのだ。3人が座った状態で頭を左右に振り1人がその姿を見て大笑いする、これこそがバタンpが無意識に演出した最高のパフォーマンスなのだ。

観客が見たその光景は異常行動であるが、つまりそれは非日常。まともな人間ならとても演じることはできないのだがバタンpにとってはそれが当たり前のこと、つまり日常なのだ。

今日もバタンpのライブがどこかで行われている。メンバーにとって、バタンpの仕事が無くなったら野垂れ死ぬしか選択肢はない。彼らにとってバタンpのメンバーで居られることは生き続けるための手段でもあるのだ。

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