SNSを活用しよう!

南馬宿村にネット環境はない。田舎暮らしに憧れて東京青山の大都会から移住し、

「ネットがあればテレワークで仕事はできる」

と安易に考えたウェブデザイナーの俊介は、移住初日にネット環境がない上に携帯も圏外で絶望。怪しい箱を持ち込んだ、と噂されて最新のMacBookを焚き火に投げ込まれた事件は記憶に新しい。

俊介は執念でお古のパソコンでデザインを仕上げてフロッピーディスクに保存して以来先に送付したが、半年経っても返事はこない。南馬宿村でテレワークをするのは難しいであろう。



そんな南馬宿村だが、若者や学生が狂喜して楽しむあのSNSが大人気との噂だ。ネットもないのにSNS?謎は深まるばかりだ。「バエる」などの流行語もしっかり使って盛り上がっている。

噂を頼りに松田重治(通称まーくん)の営む雑貨屋を訪ねた。村で唯一の雑貨屋であり、バイクを分解した部品なども取り扱っている。その家の前にある木の板で作った掲示板を見ると、「仏具お譲りします」と書かれた書き込みがちらほら。少子高齢化をとっくに通り越して、無子高齢化の道をたどる南馬宿村民にとって仏具は必需品。何でも自作してしまう村民性だが、流石に数珠などは作るのは難しい。また、今では仏具だけでなく祭りで使う笛や椅子などの日用品なども交換されるという。

そこで、まーくん雑貨バイク店の前に作った仏具交換掲示板「笛椅子仏具」に張り紙をして椅子や仏具を交換すると言うわけだ。気をつけて欲しいのは、近くに肥溜めがあるので凶暴なツェツェ蠅が飛んでいることがある。ツェツェ蠅を見かけたら「ばえー!」と叫んで注意を促し合おう。

あなたも仏具の入手に困ったら笛椅子仏具を活用して、ピカピカの数珠を手に入れてみてはいかがですか?

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