村八分キャンセル界隈で語られる秘策とは?

毒きのこと食べられるきのこ。この二つをどうやって見分けたのか。

もし毒きのこを食べたら、アマトキシンは消化管からの吸収が早く、経口摂取された場合1時間程度で肝細胞に取り込まれる 。だが症状が出るまでに時間がかかる。摂食後6時間以上、平均10時間で発症し、初期症状は腹痛、激しい嘔吐、下痢 だ。その後、一時的に症状が治まる。偽の回復だ。4~7日後、肝臓と腎臓の細胞が破壊される。黄疸、出血、臓器不全。そして死。

アマトキシン類は熱に対して安定であり、一般的な加熱調理程度では分解されない 。火で炙っても、煮沸しても、毒は消えない。この毒素に対する解毒剤は存在しない 。つまり、毒きのこを食べたら、ほぼ確実に死ぬ。

では、昔の村人たちはどうやって毒きのこを見分けたのか。辞典も写真もない。毒性学の知識もない。専門家もいない。唯一の方法は、食べることだった。

新しく見つかったきのこが毒か食べられるか調べるには、誰かが食べるしかない。そしてその誰かは、村八分にされた者だった。

村八分になってしまった者が、山に入る。新しいきのこを探す。直感だけがたよりだ。どのきのこなら死なないか。ヤマを張ってかじるしかない。この儀式は「キノコのヤマ」と呼ばれている。

見つけたきのこをかじる。もし生き残れば、そのきのこは食べられるきのこだ。村八分は解除される。もし死ねば、そのきのこは毒きのこだ。村はそのきのこを毒として記録する。

死ぬ前に、もし新種の毒きのこだと判明すれば、その村人の名前がきのこに与えられる。

今日、新しい毒きのこが命名された。ノブヨシと。

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tokaijiruのアバター tokaijiru 都会汁代表

都会汁。私は、どこにでもいて、どこにもいない。長い年月を経て、ようやく見えてきた世界の裏側と新しい日常。ここは、私が拾い集めた断片を静かに吐き出す場所。通りすがりのあなたに、何が伝わるかはわからない。

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