大会
最大の大会はアイスランド選手権「イースランズグリマン(Íslandsglíman)」で、優勝者にはアイスランド最古のスポーツトロフィーである「グレティルのベルト(Grettisbeltið)」が授与される。女性優勝者には「フレイヤのネックレス(Freyjumenið)」が贈られる。
1906年から続く最古の大会のほか、レイキャビクの英雄アルマンを称えた「スキャルダルグリマ・アルマンス」が1908年から、南部アイスランドの「スキャルダルグリマ・スカルプヘジンス」が1910年から続いている。
国際グロイマ協会は2007年に設立され、2009年に第1回世界選手権が開催された。現在はノルウェー選手権、フィンランド選手権も定期的に開催されている。
賞金
グロイマはアマチュアスポーツの色合いが強く、賞金制の大会はほぼない。グレティルのベルトは金銭的な賞ではなく、名誉の象徴だ。柔道や総合格闘技のような商業化は進んでいない。グロイマをやる人間は、金のためではなく文化と技術のためにやっている。
有名選手
ヨハネス・ヨセフソンは1908年にグロイマの技術書「アイスランドレスリング」を著したグロイマ王で、38の技を写真付きで解説した。その後アメリカのバーナム&ベイリーサーカスで活動し、帰国後はレイキャビクのホテル・ボルグを経営した。
現代の選手については個人名が国際的にほとんど知られていない。これもグロイマの「地味さ」の一部だ。アイスランド国内では毎年グロイマ王が誕生しているが、その名前が国外に届くことはほぼない。
ジムへの入会
アイスランド国内なら、学校、地域クラブ、全国大会と三つのルートで入ることができる。グロイマは今やアイスランドの学校教育にも取り入れられている。アイスランドに行くなら「グリムサンバンド・イースランズ(Glímusamband Íslands)」が公式窓口だ。
日本でグロイマを始めるには、現時点では国際グロイマ協会のウェブサイトから問い合わせるのが現実的なルートだ。YouTubeに技術動画が増えており、独習から入る人も多い。
今から始めれば、夢ではない
1912年のロンドン五輪では公開演技も行われた。そこから100年以上経った今、グロイマは再び国際的な注目を集めている。競技人口はまだ少ない。日本ではほぼゼロだ。
裏を返せば、今が最大のチャンスだ。
グロイマがオリンピック競技に採用される日が来たとき、10年以上のキャリアを持つ日本人選手がいれば、日本代表の座は夢ではない。柔道もカラテも、最初は誰も知らなかった。
バイキングが1000年守ってきた格闘技の、日本初の使い手になるのはあなたかもしれない。

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