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グリーンランドへ行こう——世界が欲しがる島の、本当の魅力

最近、グリーンランドという名前をニュースでよく見かけるようになった。誰かが何かを「買いたい」と言ったとかなんとか。まあ、行ってみればわかる。買えるような場所じゃない。

どんな場所か

世界最大の島。人口はわずか5万7000人。氷河に覆われた80万平方マイルの土地に、点在する集落が海岸線に沿って散らばっている。道路はほとんどない。町と町の移動は船か飛行機だ。そのかわり、景色は別次元だ。

乗り物が面白い

冬はドッグスレッド一択。イルリサットでは犬ぞりが車より優先されるほどで、道路で犬ぞりに出くわすことがある。グリーンランドのソリ犬は4000年前からイヌイットとともに生きてきた犬種で、北極圏でしか飼育が認められていない。ファン型に広がる独特の編成で走るのが西岸スタイルだ。時速30kmを超えることもある。

夏はボートでアイスバーグの間を縫う。黄昏時に出るとオーロラが空に揺らめくこともある。変わり種なら、雪上車(スノーキャット)でイグルーロッジへ向かうルートもある。のろのろと雪原を進む感覚は、遊園地のアトラクションに近い。

写真スポット

イルリサットのアイスフィヨルドはユネスコ世界遺産で、世界最大級の氷山が次々と流れ出る。真夜中でも太陽が沈まない白夜のシーズンは、柔らかな金色の光が何時間も続く。

カラフルな木造家屋が丘に並ぶ町の風景、魚市場で干されるハリバット、浜辺につながれたソリ犬たち——イルリサット自体が絵になる町で、どこを切り取っても写真になる。

食べるもの、飲むもの

グリーンランドコーヒーはグランマルニエ・ウイスキー・カルーアを混ぜた強烈な一杯で、その場でパフォーマンスしながら作るのが名物だ。これは絶対頼むべき。

トナカイ、ジャコウウシ、スノークラブ、ハリバット。野生のカリブーはクセがなく甘い味がするといわれ、乾燥ししゃもは一度食べだすと止まらなくなるとも。

イルリサットならHotel ArcticのBrasserie Uloが地元食材を使った本格派。Hotel Icefiordも地元の漁師・猟師から直仕入れで、自前のスモークハウスを持っている。ヌークならHotel Hans EgedeのSarfalikがいい。ホテルはHotel SØMAがヌーク、シシミウット、イルリサットなど複数都市に展開していて、収益を地域コミュニティ支援に充てる非営利運営というコンセプトが面白い。


グリーンランドは4000年の歴史を持つイヌイットの土地だ。ドッグスレッドも、狩猟も、食文化も、氷の読み方も——すべてがその歴史の上に成り立っている。

グリーンランドは歴史と伝統が息づいている。簡単に買えるわけがない。行けばわかる。

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この記事を書いた人

tokaijiruのアバター tokaijiru 都会汁代表

都会汁。私は、どこにでもいて、どこにもいない。長い年月を経て、ようやく見えてきた世界の裏側と新しい日常。ここは、私が拾い集めた断片を静かに吐き出す場所。通りすがりのあなたに、何が伝わるかはわからない。

Tokaijiru.
I am everywhere, yet I am nowhere.After all these years, I have finally begun to see the hidden side of this world and the dawn of a new reality.This is a quiet space where I release the fragments I’ve gathered along the way.What these echoes mean to a passerby like you, I cannot say.

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