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ポカラにあるディズニーランドは笑顔で溢れていた

ポカラにあるディズニーランドは笑顔で溢れていた。ネパールのポカラ、フェワ湖のほとりに「ディズニーランド」と名のついた遊園地がある。地図アプリで検索すると普通にヒットする。入場無料。フェワ湖から少し離れた場所に位置し、家族連れや若者をターゲットに、簡易的な遊園地やミニ動物園、写真撮影スポットなどが設けられている。施設内にはディズニーキャラクター風のオブジェや壁画がある。

「風の」という部分がすでに多くを語っている。本格的な絶叫マシンがあるわけではないが、ガンギマった中国製パンダの乗り物や、この世の終わりのような顔をしたペンギンが何匹も突っ立っていたりする。入口のゲートをくぐった瞬間、あ、これは本家とは別の宇宙だ、とわかる。

しかしそこには確かに、笑っている人たちがいた。地元の若者や家族連れが多く訪れていて、楽しそうに遊ぶ人たちを見るとこちらまで楽しくなってくる。

観覧車は客を振り落とすのが目的かのような超高速回転をしていて、誰かが乗り降りするたびに完全停止するので、その間他の人は宙ぶらりんの状態になる。乗っている人が「キャーーー!」と叫んでいた。それでもとても楽しそうだった。カートのアトラクションには天井から電気が供給されていて、走るたびに火花が散った。子どもたちがそれをまったく気にせず乗り回していた。日本のどこかのテーマパークなら確実に安全基準で運行停止になる乗り物が、ここでは普通に動いている。しかもみんな笑っている。

この施設が本家から正式な許可を得ていないことは、見た瞬間に明らかだ。著作権に厳しいディズニー社に対して、限りなく黒に近いグレーゾーンの扱いという指摘もある。それは事実だ。偽物、という批判もあるだろう。

でも夕方、フェワ湖のほとりに戻ると、アンナプルナの山並みが湖面に映り込んで橙色に染まっていた。マチャプチャレはフェワ湖からわずか28キロで、その間には他の山がない。低地にいながら目の前に迫るヒマラヤの山々を見ることができる。

その夕日の前で、さっきまであの遊園地で遊んでいたネパールの家族が、肩を並べて湖を見ていた。子どもが父親の手を引っ張って何かを指差していた。夢を見る場所と、夕日の美しい場所が、この町にはどちらもある。

施設が本物かどうかを問うより先に、あそこにいた子どもたちの笑い声の方が、ずっと長く記憶に残っている。あの笑顔は間違いなく本物だった。


1. ポカラのディズニーの基本情報

  • 場所: レイクサイドの北側(Lakeside Khara / North Lakeside)
  • 住所: Lakeside Rd, Pokhara 33700, Nepal
  • 目印: フェワ湖(Phewa Lake)沿いのメイン通りを北へ進んだところにあります。

2. 移動手段別の行き方

徒歩(おすすめ)

レイクサイド周辺のホテルに滞在している場合、徒歩で行くのが最も一般的です。

  • フェワ湖を左手に見ながら、メインストリート(Lakeside Road)をひたすら北へ歩きます。
  • 中心部(ハラン・チョーク付近)からだと約15分〜20分ほどで到着します。湖沿いの景色を楽しみながら散歩するのにちょうど良い距離です。

タクシー

歩くのが大変な場合や、少し離れた場所にいる場合に便利です。

  • 「ディズニーランド」と言えば地元の運転手なら誰でも分かります。
  • 料金の目安: レイクサイド内からであれば 300〜500ルピー(約350〜600円) 程度ですが、観光地価格なので事前に交渉が必要です。

ローカルバス

より安く済ませたい場合や、ダムサイド(Damside)などの離れた場所から向かう場合に利用します。

  • 「Lakeside(レイクサイド)」行きのバスに乗り、車掌に「ディズニーランド」または「Lakeside Khara(レイクサイド・カラ)」で降りたいと伝えてください。
  • 料金の目安: 30〜50ルピー(約40〜60円)

行く際のアドバイス

  • 営業時間: お昼過ぎから夜(21:00〜22:00頃)まで営業していますが、夕方から夜にかけてが最も賑やかで、「カオスな雰囲気」をより楽しめます。
  • 入場料: 基本的に無料(またはごく少額)ですが、乗り物ごとにチケット(1回100〜200ルピー程度)を購入するシステムです。
  • 注意点: 文章にもあった通り、安全基準は日本とは全く異なります。特に**「超高速回転する観覧車」**はスリル満点(?)ですので、乗る際は自己責任で楽しんでくださいね。

ヒマラヤの山々をバックに、独特の緩い空気が流れるあの場所は、きっと面白い体験になるはずです。

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この記事を書いた人

tokaijiruのアバター tokaijiru 都会汁代表

都会汁。私は、どこにでもいて、どこにもいない。長い年月を経て、ようやく見えてきた世界の裏側と新しい日常。ここは、私が拾い集めた断片を静かに吐き出す場所。通りすがりのあなたに、何が伝わるかはわからない。

Tokaijiru.
I am everywhere, yet I am nowhere.After all these years, I have finally begun to see the hidden side of this world and the dawn of a new reality.This is a quiet space where I release the fragments I’ve gathered along the way.What these echoes mean to a passerby like you, I cannot say.

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