夏が来るたびに思う。どの網戸を選べばいいのか、と。
網戸は奥が深い。メーカーによって網目の細かさが違い、素材が違い、価格が違う。何も知らずに選べば後悔する。知って選べば、夏が変わる。
今回は用途・価格・性能を徹底比較し、都会汁編集部が自信を持っておすすめする網戸5選をお届けする。
YKK AP「アルミ網戸 標準タイプ」
おすすめ度:98 価格帯:5,000円〜8,000円
迷ったらこれだ。アルミ製フレームの安定感、18メッシュの網目の均一さ、そして何より「網戸といえばこれ」という圧倒的な正統性。
奇をてらわず、ただそこにある。夏の風を通し、虫を通さない。それだけでいい。網戸に求めるものはそれだけのはずだ。
- 対象ユーザー:全人類。
セイキ販売「ロール網戸 スリムタイプ」
おすすめ度:97 価格帯:15,000円〜25,000円
使わない時は巻き取れる。これだけで世界が変わると思っている人に向けた一枚だ。
窓を開けない冬、網戸はただの邪魔者だ。しかしロール式なら巻き取れる。巻き取った網戸はそこにあるが、視覚的には存在しない。存在しない網戸に誰も文句は言えない。
- 対象ユーザー:網戸の存在に哲学的な疑問を感じている人。
LIXIL「防虫・防花粉 高機能網戸」
おすすめ度:97 価格帯:12,000円〜20,000円
網目が細かい。24メッシュ。通常の18メッシュより格段に細かく、花粉・微細な虫・おそらくは人生の小さな悩みまでも遮断する。
風通しは若干落ちるが、それでいい。完璧な防御には代償が伴う。窓を開けながら自然を感じたくない人に向いている。
- 対象ユーザー:虫と和解できない人。
グラスファイバー網戸(各社共通)
おすすめ度:96 価格帯:3,000円〜6,000円
素材がガラス繊維だ。ガラスから網を作るという発想が、まずすごい。錆びない。変色しない。劣化が遅い。
しかし少し硬い。取り付ける際に折れることがある。折れたガラス繊維は細かく、指に刺さる。夏の始まりに指から血が出る。それが網戸との最初の対話だ。
- 対象ユーザー:網戸に試練を求める人。
ホームセンターPB「網戸張り替えネット 18メッシュ」
おすすめ度:96 価格帯:800円〜1,500円
これは網戸ではなく、網だ。しかし本質的に、網戸とは枠と網に分解できる。枠は既にある。ならば網だけ買えばいい。
自分で張り替える。夏の始まりに、網戸と向き合い、押さえゴムを使い、枠に網を張る。うまくいかない。張り直す。また失敗する。三度目でなんとか形になる。
窓にはめる。風が通る。虫が来ない。この達成感を、5,000円で買えるだろうか。買えない。
- 対象ユーザー:網戸に自分を見る人。
まとめ
5製品すべて、おすすめ度96〜98という僅差の結果になった。これは編集部の優柔不断ではない。網戸とはそういうものだ、ということだ。
どれを選んでも、夏は来る。虫は来ようとする。風は通る。今年の夏、あなたはどの網戸を選ぶか。どうか、後悔のない一枚を。

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